9.現代1 - フランスのアロマテラピー

重要度 高

ポイント

ガッドフォセバルネよく選択肢問題に出てくる名前ですので、他の著作や人物と混合しないようにしましょう。

また、フランスでは精油を内服薬で使う場合があるというのも頻出事項です(勿論医師の指導の下でです。日本やイギリスでは危険なため行われていません)。

ルネ・モーリス・ガットフォセ(19~20世紀)

フランス人科学者で、アロマテラピーという言葉を作ったとされる人物です。

化粧品の研究中に重度の火傷を負い、偶然近くにあったラベンダー精油に手を浸けました。

その後火傷痕がひどくならなかったことに気付き、「もしかしてラベンダーに手を付けたからなのか?」と思ったことがきっかけで、ラベンダー精油の研究を始めます。

ガットフォセ博士はこの研究結果を新聞にて発表する際「アロマテラピー」という言葉を創りだして使い、それがきっかけでアロマテラピーという言葉が広がるようになりました。

ジャン・バルネ(1940年代~)

フランスの軍医であったバルネは、第二次世界大戦やインドシナ戦争に従軍し、負傷した兵士を精油を使った芳香薬剤で手当しました。

彼の著書には"aromatherapie"があります(邦訳「ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法」)。

こうして、フランスでは精油が持つ殺菌、消炎などの薬理作用中心に研究が進められ、現在でも内服薬など医療分野で活用されています。

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