2.製造物責任法

重要度 高

ポイント

製造物の欠陥による被害が生じた場合、その製造物を製造、加工、輸入、販売した業者の責任を問うことを定めた法律です。

製造物責任法(PL法)

消費者保護救済のための法律です。
製造物の欠陥によって生じた被害の責任を、その欠陥に関連する業者が負います。

例えば、

  • 精油の瓶のフタに構造上の欠陥があり、零れ出た精油で洋服が台無しになった。
  • 芳香拡散器の土台が倒れやすい構造になっており、火事の原因になった。
  • 購入したガラス瓶が船便での輸入の際に揺れてしまったため一部欠けてしまっており、それにより手を切った。

これらのケースだと、その原因になった製造業者、加工業者、輸入業者などが損害賠償責任を負うことになります。

販売業者の場合も、商品管理の不備や説明書の添付忘れなどがあり、それにより何らかの被害が生じた場合、責任を問われる場合もあります。

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