第一章 アロマテラピーの基本・安全性・実践
第一章はアロマテラピーの基本・安全性・実践についてです。
アロマテラピーの利用法や注意事項など基本的な内容を学習します。
注意事項については、常識で判断すれば正解できる問題も多いです。
細かく読みすぎてもキリがないので、各項目の主要なポイントだけをしっかり暗記し、その他は理解する、という視点で学習するのが効率的です。
この章の要点
精油の利用法(芳香浴・沐浴・吸入・湿布・トリートメント)ごとの使い方と精油の量、基材の性質、安全に使うための注意事項を問う章です。まず、全身浴は1〜5滴、半身浴・部分浴・吸入・湿布は3滴以下といった利用法ごとの滴数と、精油1滴を0.05mlとして1%濃度の分量を求める計算を押さえましょう。次に、植物油や無水エタノール、水、ミツロウ、クレイなどの基材について、精油が混ざるかどうか、何から得られるか、酸化のしやすさを確認します。そのうえで、3歳未満の幼児や子ども・高齢者・皮膚の弱い人への使い方、肌に異常が出たときの対処、光毒性のある精油と紫外線、精油や手作り品の保存期間の目安を整理すると、選択肢の正誤を判断しやすくなります。
頻出論点
- 希釈濃度と滴数の計算 — 精油1滴を0.05mlとして計算し、1%濃度では精油2滴にキャリアオイル10ml、キャリアオイル40mlに精油8滴、精油10滴にキャリアオイル50ml、植物油35mlに精油7滴となる点が問われます。AEAJの希釈濃度の目安はボディで1%以下とされ、3種類の精油を各2滴ずつ30mlのキャリアオイルで希釈してトリートメントオイルを作るのは正しく、各6滴ずつとする記述は誤り(合計18滴になり、30mlなら合計1〜6滴)とされます。顔に使う場合もボディと同じ1%でよいとする記述も誤り(顔は0.1〜0.5%以下が目安)とされます。該当する問題: 第1回 第15問、第1回 第46問、第2回 第14問、第2回 第32問、第2回 第37問、第2回 第45問、第3回 第13問
- 沐浴法の滴数と入り方 — 全身浴の精油は1〜5滴が適量とされ、4滴は正しく、8滴や「最低5滴が必要」とする記述は誤りとされます。半身浴は1〜3滴、手浴や足浴も洗面器のお湯に1〜3滴とされ、半身浴で10滴使うとする記述は誤りです。半身浴はみぞおちまで浸かる方法で、長く浸かることができ心臓や循環器への負担が少ないとされ、肩まで浸かるとする記述は誤りとされます。精油は無水エタノールなどに混ぜてからお湯に加えるのが正しく、5滴以下ならどの精油でもそのままお湯に垂らしてよい、沐浴は長時間行うほど身体への負担が少ない、40℃を超える熱いお湯に入った直後に就寝するといった記述は誤りとされる点が問われます。該当する問題: 第1回 第15問、第1回 第46問、第2回 第15問、第2回 第25問、第2回 第32問、第3回 第13問、第3回 第22問、第3回 第32問
- 芳香浴・吸入法・湿布法 — 芳香浴法は精油の香りを拡散させて楽しむ方法で、ハンカチに精油をつけて香りを楽しむのも芳香浴の一つとされ、市販のアロマディフューザーに入れる精油の目安は1〜5滴とされます。吸入法は呼吸器のケアで利用され、精油は1〜3滴とされ、蒸気を用いる吸入法は目を閉じて行い(精油の中には粘膜を刺激するものがあるため)、咳やぜんそくの症状があるときは行いません。風邪のときは長時間吸入するとよいとする記述は誤りとされます。湿布法の精油は3滴以下で、肩こり・頭痛・月経痛などには温湿布が、炎症や腫れを抑えたいときには冷湿布が効果的とされ、腫れに温湿布、肩こりに冷湿布とする記述は誤りとされる点が問われます。該当する問題: 第2回 第14問、第2回 第25問、第2回 第32問、第3回 第15問、第3回 第22問、第3回 第38問、第3回 第44問、第3回 第48問、第4回 第5問、第4回 第18問
- 基材の種類と性質 — 植物油はキャリアオイルやベースオイルとも呼ばれ、ホホバ油は種子から抽出される液体のワックスで低温で固化し、マカデミアナッツ油は酸化しにくいとされます。スイートアーモンド油を花びらから抽出する、ミツロウを植物ロウに分類する(正しくは動物ロウ)とする記述は誤りとされます。精油は脂溶性で水にはほぼ溶けず、無水エタノールなどには混ざるとされ、精油と水をなじませるときは、精油を無水エタノールに混ぜてから水を加えるとされます。グリセリンは油脂のグリセリドから得られる無色透明の液体で保湿成分とされ、クレイには吸着作用や収れん作用があるとされます。芳香蒸留水を精油を水で希釈したものとする、カオリンをビーズワックスから作られるとする(正しくはクレイの一種)、グリセリンをミツバチの巣から得られるロウとする記述も誤りとされる点が問われます。該当する問題: 第1回 第11問、第1回 第28問、第1回 第30問、第1回 第32問、第1回 第39問、第2回 第7問、第4回 第8問、第4回 第47問
- 子ども・高齢者・皮膚の弱い人への使用 — 3歳未満の幼児には芳香浴以外を行わず、3歳以上の子どもには大人の使用量の10分の1程度から始めて多くても2分の1程度までにするのが正しいとされ、6歳の子どもとの全身浴で5滴、小学生の蒸気吸入で4滴とする記述は誤りとされます。高齢者や既往歴のある人は基準の半分以下の量で試すとされ、高齢なのでいつもより精油の量を増やすとする記述は誤りです。皮膚の弱い人や初めて使う人は低い濃度で試すのが正しく、高い濃度から試すとする記述は誤りとされます。妊産婦は、芳香浴以外は体調に十分注意し、トリートメントについては医師か経験の豊かな専門家に相談するとされる点が問われます。該当する問題: 第1回 第38問、第2回 第45問、第3回 第24問、第3回 第32問、第3回 第44問、第4回 第6問、第4回 第12問
- 肌の異常・光毒性と保存期間 — 精油の原液を直接皮膚につけてはならず、肌に異常が出たら大量の水で洗い流して使用を中止するのが正しいとされ、そのまま使い続けて様子をみる、使用を中止してしばらく様子を見るとする記述は誤りとされます。光毒性のある精油は紫外線を受けると肌に炎症が起きたり色素沈着が残ったりするおそれがあるとされ、使用後に紫外線を浴びても問題がない、日光に当たる直前に使うのがよいとする記述は誤りです。保存期間の目安は、精油が開封後1年以内、水を含む手作り品がおよそ1〜2週間、植物油が中心のものが1か月程度とされ、手作り品は高温多湿を避けて冷暗所に置く点が問われます。該当する問題: 第1回 第42問、第2回 第14問、第2回 第37問、第2回 第45問、第3回 第50問、第4回 第5問、第4回 第6問、第4回 第18問、第4回 第20問、第4回 第48問
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