11.アロマテラピーの基材3
重要度 中
ポイント
精油は脂溶性でほとんど水に溶けませんが、化粧水やルームスプレーを作る時などには水性の基材も利用します。
主な水性の基材
水(精製水、蒸留水、ミネラルウオーター)は利用できます。 不純物のない純水のみ使用可能で、水道水は塩素などが含まれているので基材としては不向きです。 ミネラルウオーターでもミネラル分が豊富に含まれた硬水や炭酸水は使えません。
芳香蒸留水(フローラルウォーター)もよく使用されます。 これは水蒸気蒸留法によって精油を植物から抽出する際に同時に得られます。 アロマテラピーでは主に化粧水を作るときの基材として使われます。
スポンサーリンク
その他の基材
- アルコール(エタノール)
無水エタノールや度数の高いウォッカを使います。 アルコールは精油にも水にも溶けるので、精油をアルコールに混ぜてから水に混ぜると全体が混ざりやすくなります。
目的:ルームスプレー、化粧品の基材、洗浄、消毒 - ミツロウ(ビーワックス)
ミツバチが分泌するワックスです。
目的:キャンドル、クリーム、口紅 - クレイ
カオリンやモンモリロナイトを使います。 粉末状の粘土です。鉱物が主成分で、吸収、吸着、収斂、洗浄作用があります。
目的:パック用の基材 - グリセリン
脂肪や油脂から得られる無色の液体で、保湿作用があります。
目的:化粧水、クリーム - 塩、重曹、クエン酸
天然塩、重曹には発汗作用があります。
目的:入浴剤 - ハチミツ
炎症を鎮める作用があります。
目的:パック剤、入浴剤
スポンサーリンク