6.中世~近代3 - ハンガリアンウォーターとケルンの水
重要度 中
ポイント
アルコールを使って作られた2つの抽出液、ハンガリアンウォーターとケルンの水は混同しやすいので注意。
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ハンガリアンウォーター(14世紀頃)
ハンガリー王妃の水とも呼ばれます。ハンガリー王妃のエリザベート1世の手足の痛みの回復のために、修道院の僧が献上した痛み止め薬がハンガリアンウォーターです。ローズマリーを主体に作られました。若返りの水とも呼ばれます。
回復して元気になった70歳を超える王妃に、隣国ポーランドの王子が求婚したというエピソードから出来た名前ですが、このエピソードが事実かどうかは定かではなく、物語広告と考えられています。
ケルンの水(17世紀末)
イタリア人理髪師フェミニスがドイツのケルンで製造販売した世界最古の香水の名前が「オーアドミゼラブル(素晴らしい水)」といいますが、これが誕生した場所の名前から「ケルンの水」と呼ばれるようになり、最終的に「オーデコロン」と呼ばれるようになりました。
ちなみに「オーデコロン」とは「ケルンの水」のフランス語読みです。
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